天気予報によると、春は足踏みしているそうだ。いったい何処でウロウロしているのだろう。そんな訳で、今日も寒い一日だったが、帰りの JR 車内で、目の前に座った女性がパタパタと雑誌を ”うちわ” 代わりにしている。彼女は ”お水系” の仕事らしく、化粧が濃く、耳に始まって首、腕、指に至るまで貴金属をジャラジャラと付けているのだが、雑誌を動かすたびに、それらがカチャカチャと鳴り、化粧の匂いがプンプンと漂ってくる。(そんなに暑いのだろうか) と思い、彼女を見てみると額や首に滝のような汗が流れている。電車に駆け込んだのかと思ったが、呼吸は乱れていない。車内に化粧の匂いを撒き散らして、彼女は東淀川の駅で降りていったが、大量の汗を流していた理由は不明である。