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  • 自分解体新書 - 8 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 舌 -その 2-

    以前にも触れたことがあったと思うが、バリバリの猫舌である。

    今は少しだけ慣れ、ある程度の熱さのものは口に入れられるようになったが、以前は本当に苦手で酒の燗のように何でも人肌が一番旨いと思っていた。

    冷たい食べ物は別だが、熱いものを口に入れても噛むことと呑み込むことに必死で味わってなんかいられない。

    その食材、料理を存分に味わうためには無抵抗で食べることができる人肌の温度くらいが良いのである。

    今はあえてゆっくり食べるようにしているが若い頃は早食いで、食事など10分程度で終わっていたが、これが熱々の料理だとそうはいかない。

    ラーメンなど食べるときは必死にふーふーしすぎてクラクラすることもある。

    一人で食べたり友人、家族との食事であれば時間がかかろうがふーふーしすぎで酸欠になろうが大きな問題はないが、仕事関係の人との食事であればそうはいかない。

    熱さを必死に我慢し、相手のペースに合わせて食べることになるので口の中はボロボロになる。

    猫舌の場合は普通の人が何ともない温度の食べ物であっても舌や口の中を火傷し、ベロベロと皮がむけてきたりするのが不思議だ。

    ■ のど

    年齢のせいなのか酒焼けしたのか、声が出ずに音域が狭まった。

    もう10年以上もカラオケをしていないが、以前は歌えていた曲も声が出ないと容易に想像がつく。

    やはり声帯も鍛錬が必要なのか、声を出さずにいるとどんどん弱くなるようで、独り言にも何度か書いたように仕事の打ち合わせで 1-2時間ほど話し合うと声がガッサガサに枯れてしまう。

    逆にまったく声を出さずに過ごすと声が出なくなることも経験済みだ。

    お買い物日記』 担当者の病気治療中、家に一人でいることが多かったが、その間は誰と話すこともない。

    『お買い物日記』 担当者との連絡はメールのやり取りだったので声を出す必要がない。

    朝起きてから就寝まで一言の声も発しないことなどザラだったが、荷物の配達だったり隣家の人が回覧板を持ってきたりしたときに返事をしようとすると、声がかすれまくって 30メール先で森進一がささやいているような状態になってしまう。

    やはり人というのは適度に話しをしなければいけないのである。

    ■ 肩

    ここ一カ月間ほどずっと右肩が痛い。

    ただし、四十肩とか五十肩のたぐいではないようだ。

    なぜなら鎖骨の延長上にある骨の一部が痛いだけで、関節というのでも筋肉というのでもないピンポイント的な一箇所だけなのである。

    湿布してみても改善しないので神経系のものかも知れない。

    普段の生活に支障はなく、ずっと動かさずにいた起床時とか、その部分を押したときに痛みが走る程度だ。

    それゆえに病院にも行っていないが、あまりにも長引くようであれば一度は医者に診てもらうことにしようと思っている。

  • 自分解体新書 - 7 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 歯

    以前はろくにメンテナンスにも行かなかったのでボロボロであったことは過去の歯医者に関する雑感で述べたとおりだ。

    大阪では半年に一度の割合で検査してもらい、ついでに歯石を取り除いて汚れの除去もしてもらっていたが、『お買い物日記』 担当者の病気以降は歯医者に通うタイミングにズレが生じてしまい、今年の 6月は検査を受けずじまいになっている。

    また、加齢と共に歯そのものと歯茎が弱り始め、定期的どころか頻繁に歯医者に通う必要があって余計に検査目的だけで行く機会を失ってしまった。

    もう9月も終わりに近づいていることであるし、年末に検査を受けに行くことにしようと思う。

    ■ 鼻毛2

    『お買い物日記』 担当者に言われて初めて気がついたのだが、どうやらヒゲだけではなく鼻毛も人より薄いらしい。

    ある日のこと、あまり鼻毛を切りすぎてはいけないと注意された。

    『お買い物日記』 担当者が大病をして化学療法を受けていた時、薬の副作用で全身のありとあらゆる毛が抜け落ちた。

    鼻毛も抜けてツルツル状態になった時、障害がなくなった鼻水は迷うことなく一気に移動し、すする間もなく次から次へと流れでてきて困ったのだそうだ。

    が、しかし、言われるほど鼻毛の処理はしていない。

    人に不快感を与えない程度、鼻の穴からチョロリとでも見えそうになったものは切るようにしているが、必要以上には手を入れていないはずだ。

    そう言われて鏡の前に立ち、思いっ切り鼻の穴をおっぴろげて中を見てみると、太くて立派な鼻毛は数本しかなく、地肌と鼻の奥が丸見え状態になっている。

    どうやら圧倒的に本数が不足しているらしいことが、この歳になって判明した。

    ■ 頬(ほほ)

    すでのオッサンであるから仕方のないことであるが、頬には見事なほうれい線が刻まれている。

    しかし、これがいつ出現したのか定かではない。

    もう何年も前からあるのは自覚しているが、いつごろから出始めて、いつごろから深い谷を形成し始めたのかということに関してはまったく無自覚だ。

    仕事で疲れたある日、ふと鏡を見て自覚したときには顔面にカタカナの 『ハ』 の字がくっきりと浮かび上がり、二度と消えることなく居座り続けていたりするのである。

  • 自分解体新書 - 6 -

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    ■ エクボ

    実は両頬の同じ位置に、見事なほど奥に引っ込むエクボがある。

    幼少の頃から若さ溢れる頃までは、それがチャームポイントとなって人からは可愛いと言われたものだが、今となってはシワの一部になりかけているし、オッサンの頬にエクボがあったからと言って何の魅力にもならない。

    おまけに何の加減なのか、エクボからヒゲが生えてくるのが困りものだ。

    過去に何度も書いているように一般男性より薄く、男らしい立派な黒々としたヒゲなど生えてこないのにエクボの穴からは10本くらいずつ芯のあるヒゲが伸びてくる。

    その部分を剃り忘れたりしようものなら、ものすごくおかしな事になるので気を使ってしまうし、不精ヒゲを生やそうにも、せめてそこだけでも剃らなければエクボ部分がエライことになってしまう。

    自分だけではなく、それがエクボのある人共通の悩みであるのか知りたいところだ。

    ■ 唇

    若い頃は保湿力もあってプルルンとしていた唇もカサカサになって皮がむけるようになった。

    ところがリップクリームとかが苦手なので血が吹き出しても自然治癒するのを待つのが常となっている。

    カサカサと痛みに耐えかねてリップを塗ってみることもあるのだが、どうも皮が一枚増えたような、モッタリ感というかノッタリ感というか、あの違和感が好きになれない。

    女性は口紅だ、グロスだと、よくあんなに塗りたくって気持ち悪くないものだと感心してしまう。

    ■ 舌

    加齢と共に味蕾(みらい)が衰え、味覚に鈍感になるらしい。

    その他にも喫煙、刺激物の摂取による衰えもあるという。

    3年前に止めはしたが人に言われぬ年齢から喫煙を続けていたし、今では年に一度くらいしか飲まない炭酸飲料も若い頃はゴクゴク飲み、おまけにアルコールもバンバン飲んでいたので相当なダメージもあると思われる。

    しかし、その割には味は良く分かっているつもりでいるのだが、もしかすると自覚のないまま味覚は衰えているのか。

    我が家の料理は 『お買い物日記』 担当者の配慮によって薄味だが、加齢と共に味付けが濃くなるのは味覚の衰えに起因し、本来であれば気にしなければならない塩分や糖分の摂取量がどんどん増えてしまって体調をくずすという末路が待っている。

    そういう意味からも味覚の衰えには注意が必要だが、外食したり既製品のものを食べたりすると異常に塩辛かったり甘ったるかったりするので、まだ味に鈍感にはなっていないのではないかと自負しているところだ。

    ■ 毛髪 -その 2-

    また抜け毛の季節が到来し、洗髪の後、排水口に溜まる髪が水流でとぐろを巻くようになった。

    抜けた量を十分に補えるかどうか定かではないが、とりあえず新しい毛もチクチクと生えてきているのが救いではあるが、どうも白黒のバランスがおかしい。

    排水口に溜まるのは圧倒的に黒い毛が多いのだが、新しく生えてきている毛は圧倒的に白が優勢なのである。

    浴室の床が明るい色なので白髪が目立たず、抜け毛の大多数が黒く見えるだけかも知れないと思い、排水口に溜まった毛を確認してみたこともあるが、やはりどう見ても 7:3 くらいの割合で黒い毛が多い。

    このペースで生え変わったならば、あと数年すれば完全なる白髪になってしまうのではないかと予想される。

    今でさえ同年代の男性より圧倒的に白髪が多いのに、まだ爺さんになる前に白髪になるのもどうかと思うが、それはそれでちょっと面白いかも知れないとか思ってしまう自分もいたりする。

  • 自分解体新書 - 5 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 鼻毛

    北海道のような空気のきれいな土地に住み始めたのと時期を同じくしてタバコをやめたのが原因なのか、鼻毛が伸びなくなったように思う。

    もちろん毛根などは生きているので少しずつは伸びるのだが、大阪で暮らし、タバコを吸っている頃より明らかに伸びるのが遅くなった。

    鼻毛という奴は、寝ている間に伸びるものなのか、それともクシャミをするとボッと一気に伸びるものなのか、とにかく気を付けていても知らぬ間に伸びて鼻の穴からチロッと姿を現したりし、人様にぶざまな姿をさらしたのではないかとドキドキさせてくれたりするものである。

    その生育の遅くなった鼻毛にも白い毛が混じり、老化をつくづくと思い知らされたりする訳だが、もしかすると白い鼻毛が知らぬ間に伸びて、鼻の穴からチロッと姿をのぞかせても目立たず、人に見つからないのではないかと期待しないでもない。

    ■ つむじ

    つむじが二つあると、つむじ曲がり、放浪癖がある、浮気性、意地悪、やんちゃ、気性が荒い、気難しい、関西圏では、わるさでゴンタでイチビリなどと、散々な言われようでるが、自分の場合は何とつむじが三つもあったりする。

    頭頂部に二つ、デコとの境目ギリギリに一つ。

    つむじが二つでさえ、ろくな事は言われないのに三つもあるとなれば超つむじ曲がり、大泥棒、超浮気性でハーレム状態となりそうなものだが、実のところは大泥棒にもなれなければ、一夫一婦制を堅持する小心者だ。

    つむじ曲がりだったり気性が荒かったりするかもしれないが、普通の人と大差ない程度であって、それがもとで大きな混乱を招いたことも身を滅ぼしたこともない。

    広く言われていることが、どれくらい当たっているのか統計学的、行動学的に調べていただきたいものである。

    ■ ヒゲ

    今さら変化があるはずもなく、相変わらずヒゲは濃くならずにポヨポヨと生える程度だ。

    鼻の下も薄く、口の横にいくにしたがって少し濃く、そこで途切れてアゴに生えているだけで、泥棒ヒゲのように口の周りを一周しない。

    頬にも生えないのでモミアゲとつながらず、イチローのようにも FRBバーナンキ議長のようにもなれなかったりする。

    毎日剃るほどは伸びてくれないので、2-3日に一度の割で 5分ほど口の周りとアゴをジョリジョリすれば終わりだ。

    楽なことこの上ないが、ヒゲをファッションとして楽しむことができない。

    松本人志のように、ちょっと無精ヒゲに見えるような雑な感じのヒゲ面になってみたい気もするが、それは夢のまた夢、絶対にかなわぬことだったりするのである。

  • 自分解体新書 - 4 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 脳 – その2 –

    以前、会社勤めをしていたころは毎日スーツを着用し、ネクタイもしていた。

    毎日、毎日、来る日も来る日も、年間 250日くらいネクタイを締め続けていたのだが、どういう訳だか数年に一度か二度くらいの割合で、毎日しているはずのネクタイの締め方が分からなくなることがあった。

    どうやったらネクタイが結べるのか、何度やり直しても思い出せない。

    会社に行く時間は迫り、どうやってもネクタイが結べず、焦りが頂点に達して冷や汗が流れる。

    まるで自分が記憶喪失にでもなったような、得も知れぬ不安感、恐怖感に襲われる。

    そんなことは自分にしか起こらないのではないかと不安にも思っていたが、世の男性陣の複数人に確認したところ、やはり同じような体験をしている人が多かったので少し安心したりしたものだ。

    あの時、脳の中では何が起こっているのだろう。

    いや、脳ではなく神経で何かが起こっているのか。

    加齢が原因かといえばそうでもないらしく、それは 20代でも 30代でも起こるものらしい。

    ■ 脳 – その3 –

    しかし、確実に記憶力は衰えてきている。

    さっき食べた昼飯の内容が思い出せなかったりすることなど日常茶飯事だ。

    お買い物日記』 担当者に訊いても記憶力の低下具合は似たようなもので、二人揃って腕組みをしながら 「う~む」 と考え込む事態に発展してしまう。

    これは加齢が原因であり、誰にも起こる自然なことである。

    いつかのテレビで、どこだかのお医者さんがこう言っていた。
    「何を食べたかを忘れるのは誰にでも起こること」
    「問題なのは食べたことすら忘れてしまうこと」

    そう、少なくとも朝、昼、晩の食事をしたか否かくらいは覚えているので少々の記憶力低下くらいは甘んじて受け入れなければいけないのだろう。

    ■ 鼻

    相変わらず慢性的に鼻炎は続いている。

    鼻炎用の点鼻薬はかかせないし、就寝前にはヴィックスヴェポラップを鼻の周りに塗っているのも相変わらずだ。

    掃除機でホコリが舞えば鼻も目もグシュグシュになるし、風邪気味になれば一発で鼻に来る。

    こんな体質で花粉症になっていないのが不思議なくらいだ。

    しかし、その割に嗅覚に問題はないらしく、散歩中に漂ってくる香りを嗅ぎ分け、
    「味噌汁を作っているらしい」
    とか
    「玉子焼きの臭いだ」
    「サバを焼いている」
    「白身魚のフライを揚げている」
    などと 『お買い物日記』 担当者と話し、腹をグーグーいわせている。

    スーパーの近くを通れば惣菜の煮物やらミートボールやら中華のあんかけ系の匂いやらがしてきて野生に返りそうになるが、『お買い物日記』 担当者が一番に反応するのはミスタードーナツの仕込みの匂いだ。

    賞味期限に関わらず、まだ食べられるか否かの判断を下すくらいの嗅覚は慢性鼻炎であっても備わっているので、今のところ問題なく生活できている。

  • 自分解体新書 - 3 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 目

    この雑感や管理人の独り言で、ことあるごとに触れているが、視力の低下は加速度的に進んでいるようであり、昨年末に購入したメガネの使用頻度も比例して増えているのが現状だ。

    14日の独り言に書いたようにパソコンに向かう時もメガネをかけた方がハッキリと画面を見ることができるのは事実だが、焦点をあわせる必要があるらしく、少し目に負担がかかっているようで疲れやすい。

    妙な見え方をしているのは以前と変わらず、ある一定の距離だけが見づらいだけで遠くの景色とかは相変わらず裸眼でハッキリ見えている。

    100メートル以上離れると道路標識や信号機、歩いている人が男性か女性か、散歩させている犬の種類は何かまで識別可能だし、遠くの山にある建物、道を走る車、木々に葉は有りや無しやも見えているのが不思議でならない。

    散歩をする際、試しにメガネをして家を出たことがあるが、極端に視界が広がったりクリアになったりすることはなかった。

    いったいどういう状態になってしまったのだろう。

    老眼の状況も進み、読書の際の本と目の距離はどんどん離れていっている。

    相変わらず布団に入ってからも本を読んでおり、その際には腕を伸ばして距離を保たなければならないが、それは日を追うごとに遠く離さなければいけなくなっていて、そろそろ腕の長さも限界に達しようかという状態であるのに加え、冬を間近にして手が鬼のように冷たい。

    そろそろ就寝前の読書をやめるか、枕元に老眼鏡を常備しなければいけないお年頃になってしまったのだろうか。

    ■ 耳

    聴覚はそれなりに衰えてきており、年齢によって聞こえる周波数が異なるのを利用したモスキート音も、歳相応の範囲しか聴き取ることができない。

    若者がたむろするのを防ぐためにコンビニの駐車場などで音を発生させている場合もあるようだが、そんな中でも平気でスタスタ歩ける自分が嬉しいやら悲しいやらだ。

    キーンという甲高い神経に障る音に耐えられないから若者は退散するのだろうが、この歳になるとキーンのキの字も聞こえない。

    テレビでその音を流していたのだが、10歳までにしか聞こえない音は隣にいた中学生くらいの子にも聞こえないという実に興味深い結果で、確実に年齢によって聞き取れる周波数がことなることが証明されたことになる。

    ちょっと若い気がしていた自分も確実に対象年齢の周波数になるまで聞こえなかったので少しガッカリだったが、『お買い物日記』 担当者は対象年齢の音ですらギリギリ聞こえる程度だったらしく、横でションボリしていた。

  • 自分解体新書 - 2 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 脳

    脳のシワの数は確実に減っているか、うっすらボンヤリしてきているのではないだろうかという不安に襲われることが多くなった。

    物忘れは加速度的にひどくなっている。

    過去に何度も書いているが、芸能人の名前など聞いたそばから忘れいく。

    AKB48のメンバーの名前など一人も分からない。

    モーニング娘。もすっかり入れ替わってしまって誰が誰だかさっぱり分からない。

    若い女優、グラビアアイドル、俳優、モデルなどさっぱりだ。

    最近の子で知っているのは佐々木希とJOYくらいなものか。

    カタカナなんぞ最初から覚える気もないのでK-POPや韓流スターなどチンプンカンプンである。

    いつも独り言に書いているように最近は海外ドラマばかり見ているが、実のところ 20話近くまで進んでやっと役名を覚えているような有様だ。

    しばらく違うドラマを見てから過去のドラマの新シリーズに戻ったりすると、すっかり役名を忘れていて思い出すのに 2-3話を要したりする。

    携帯電話の普及も影響しているのだろうが、電話番号も覚えられなくなった。

    いや、メモリーしておけば済むので最初から覚える努力をしなくなったという言うべきか。

    昔は友達 10数人分くらいの電話番号くらい記憶していたし、その他に仕事の取引先の番号だって数件分は記憶していた。

    それが今となっては自宅の電話番号すらなかなか覚えられない。

    引越して2年以上過ぎた今になって、やっとインプットすることができたが、それまでにどれだけ頭が空っぽになったことか。

    その、やっと記憶した自宅の電話、仕事で使っている電話番号、実家、叔母の電話番号・・・、今現在、脳に刻まれているのはこの 4つの番号くらいなものだ。

    お買い物日記』 担当者の携帯番号はおろか、自分の携帯番号すら何番だか分からないという、実に恐ろしい状態に陥ったりしているのである。

    ■ まぶた

    何だか少しずつ二重が大きくなってきたような気がする。

    実は左右の大きさが異なり、左まぶたの二重の方が大きい。

    ずいぶん以前のことになるが、目がかゆくてこすっていたら三本目の線ができてしまい、日が経つと今までの線が消えて新たにできた線による二重まぶたが形成されてしまったのである。

    最近は眼精疲労もひどくなり、パソコン画面を見続けて夕方になると目がショボショボしてくるが、そんな時に鏡を見ると右目に三本目の線が出現していることが多い。

    左まぶたと同様のプロセスをたどり、二重が大きくなって左右のバランスがとれるのであれば文句はないが、たまに左目にも新たな線、つまり第四の線が現れていることもある。

    もし右目の二重が大きくなっても左目がさらに先を行けば、いつまで経っても左右非対称な状態が続くではないか。

    まあ、この歳になると二重が大きかろうと小さかろうとバランスが悪かろうと気にする必要もなく、どうでも良いことではあったりするのではあるが。

    それよりも心配しなければならないのは、まぶたが引力に負けてたれ下がることだ。

    知り合いのお爺さんはまぶたが垂れ下がり、開閉する筋力も衰えたことから視界が狭くなりすぎ、手術でまぶたを切除していた。

    そうならないようにするにはどうすれば良いのか。

    まつ毛に重いものでもぶら下げて目をパチパチして鍛えるのか。

    ネットで検索してみると、まばたきを自然ではなく、わざと何度もするというのがあったが、効果の程はいかがなものか。

    とにかく目の周りにメスが入るなどということは、想像しただけで全身の力が抜けてスライムみたくなるので何としてでも避けたいものだ。

    いざとなったらまぶたを持ち上げたままデコからセロテープで止めておけば良いかも知れないが。

  • 自分解体新書 - 1 -

    自分解体新書 ~目次~

    ■ 毛髪

    白髪化は順調に進んでいる。

    いや、この場合は順調ではない方が好ましいのだが、本人の意思を無視してニョキニョキと白髪が姿を現す。

    やはり季節要因だったのか、今は抜け毛の量が減っているものの、夏のはじめはシャンプーのたびにモッサリと毛が抜け落ち、それの 80%は黒髪だったのだが、独り言にも書いたように生えてくる髪は白い毛ばかりだ。

    これも独り言に書いたが、実の母や血のつながった叔母にまで
    「去年はグレーで良かったけど今年は真っ白になった」
    などと言われる始末だ。

    実を言うと若い頃は白髪が増えることを望んでいた。

    今は見るも無残に老け込んでいるが、当時はどちらかと言えば童顔で、年相応に見られたことがなく、仕事で人と会って商談などしていても年齢と役職に見合わぬ風貌なのが気になっていた。

    少し白髪も生え始め、それが日を追うごとに頭部全体に広がり始めた頃、ロマンスグレーと呼ばれる色調か、ひと思いに白髪になってしまった方が貫禄があるように見られるのではないかと思っていたのである。

    確かにそう思い、白髪化を望んだ自分がいるのは事実だ。

    しかし、いくら何でも、誰がこれほどの勢いで白くなれと言った。

    今は少しでも黒髪が維持されるよう望んでいるが、本人の意志は完全に無視され、浴室の排水口には黒い毛が渦を巻いて別れの挨拶をしてくれている。

    ■ 眉毛

    高齢になると眉毛にも白い毛が混じっている人もいるが、今のところその兆候はないようだ。

    ただし、毛の量をなんとか維持している頭と異なり、若い頃と比較て眉毛は薄くなってきたように思う。

    ちょっとヤンチャをしていた頃はご多分にもれず眉を剃ったりしていたが、今はそんなことをしなくても薄く細くなってしまった。

    たまに精力の衰えを象徴する極太のオッサン眉毛が鬼のような速度で伸びてくるが、そんな目障りで老化の象徴のような毛は有無を言わさずバッサリと切り捨ててやっている。

    ■ まつ毛

    2007年の10月を最後に、あれから白い毛は生えてこない。

    どうやら白くなった毛は毛根から抜け落ちてしまったようだ。

    数ミリしかなく、たった一本の白い毛だったが、眼球のすぐ近くにあるため常に視界に入り、妙に気になる存在だった。

    右目のさらに右端で光が乱反射し、気になって仕方ないのだが抜いてしまうのは気が引けるという微妙な立場を有する白い奴なのである。

    過去を調べてみると、白い毛が生えたのは 2003年、2007年と 4年周期になっているので、その4年後である来年、2011年に再び姿を現すかも知れないと少し期待したりしているところだ。

    上述の毛髪と同様に毛が白くなるのは銅ミネラルの不足も一因らしいが、子供の頃から貧血気味だったことを考え合わせると自分は銅ミネラルを吸収しにくい体質であり、それと加齢が加わって一気に白髪化が進んだのではないだろうか。

    さりとてこの歳になってから慌ててミネラル補給を試みても、すでに手遅れなのは人から言われなくても十分に自覚していたりするのであった。